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物語とエロスが満載のブログです。
秘書 萌美(71)
 輝彦が運転するレクサスはクラブハウスを出ると国道を伊豆方面へと向かった。輝彦の隣には萌美、後部座席には慶太と倫子が座っている。

 週末を控えた金曜日なので車の数が多く、何度も渋滞に巻き込まれる。それでも美人を二人も乗せているので男たちは機嫌が良く、饒舌になっている。

「こんな気分がはずむ旅行なんて初めてだ」
「お偉い方と旅行に行けて光栄だわ」

 と、慶太の明るい声に倫子もお世辞で返す。萌美も輝彦がいやらしい横道に逸れることなく真面目にハンドルを握っているので安心して前を見ている。

 高速道路の渋滞が解消してから一時間ほど走ったとき輝彦が口を開いた。
「勝ちなのに単価表を渡さなければならないのは不公平じゃないかな」

「それは旅行の日取りを延さないでお供をするということなので、よろしいのでは…」
 萌美がこちらの立場を説明する。

 後部座席の倫子も萌美の説明に、さらに付け足してくる。
「負けても単価表を頂けるのは京葉電鉄様のご厚意としてお受けしておりますから」

 いかにも室長らしい謙遜した言葉だが、萌美は一抹の不安を抱いた。輝彦には女の弱みに付け込んでくる性癖があるからだ。

 案の定、輝彦がこう言ってきた。
「単価表のコピーは全部で四十枚もあります。その半部をとりあえず渡します。残りの二十枚は旅行の帰りに、ということでどうです」

「それでも結構です」
と、倫子が返事をする。

 これで輝彦の難癖も解決したと思えた。それは束の間で、輝彦が車を追い越しから走行車線に移すと、バックミラーで倫子の顔を見て、こう切り出してきた。
「なぜ、分割にしたのかわかります」と。

 倫子は一呼吸置いてから、バックミラーに映っている輝彦の顔を見て、
「ええ、わかりますわ。後の二十枚分は女のサービスしだいということでしょう」
と、微笑して返す。

 その倫子に輝彦は、
「さすが秘書室長さん。女の覚悟ができている。」
と、下心を隠すことをしない。

「これで商談が成立しましたね。この先のサービスエリアで最初の二十枚を渡しますから」
 輝彦のレクサスはサービスエリアの車線に入っていく。ゆるやかなカーブを走り、常設されたガソリンスタンドを過ぎて、駐車場の外れの空いている区画に止まった。

 輝彦がさっそくトランクを開けて旅行バックの中から単価表を持ってきた。その全ページを倫子に見せてから、その半分を彼女に手渡した。

「この最初の二十枚分もできれば女のサービスをしてもらいたいですね」
 輝彦が倫子にそんなことを言ってくる。

 倫子はコビーを受け取ってバッグに入れながら、
「それはお宿に着いてからで…」
と、輝彦に向き直って返す。

「宿に着くまでのドライブも楽しみたいんですよ、わかるでしょう?」
「いいえ、わかりません」
 倫子は怪訝な顔で輝彦を見つめる。

 輝彦はバッグを閉めた倫子の傍に来て、
「ゴルフ場ではノーブラの姿を楽しませてもらいました。ですから、こんどはその次も楽しみたいと…わかるでしょう。美人の秘書さんとの旅行を生涯の思い出として」
と、長々と囁いてくる。

 倫子も彼が何を欲しているのか、薄々分かってきた。ノーブラの次というのはノーパンになる。つまり秘書のショーツを脱がしたまま温泉旅館までドライブをしたいということなのか…。
「ショーツを脱いで欲しいのですか」
 倫子は輝彦に窺う。

「そういうことです」
 輝彦はそう言って、車から降りてきた慶太と一緒に休憩所のトイレへと歩いていく。

 車から降りてきた萌美は倫子からその話を聞いて、いかにも輝彦らしいと驚きもしなかった。どのみち旅館に着けば服を脱がされて抱かれるのはわかっている。

「もう、じたばたするのはやめましょう」
 秘書たちも観念して化粧室へと行く。

 化粧室は空いていた。覚悟を決めていた女たちはショーツを脱いで化粧室を出た。そこで偶然、トイレから出て来た輝彦たちと顔を合わせた。

「脱いできましたか」
「お調べになります…」
 倫子は疑ってくる二人の男に身を寄せるようにして返事をする。

 単価表のためならばと倫子は慶太に寄り添い、萌美も輝彦に寄り添って車へと戻っていく。ショーツを脱ぐと女は不安感とすうすうとした侘しさから、連れの男の方に自然と身を寄せてしまうのもある。

「脱いだら欲しくなったのですか」
「ちがいます!」
 萌美は断固否定する。

「そうかな」
「そうです。恥ずかしいだけです」

 萌美は、輝彦のなんでもかんでも女の性欲に結び付ける思考回路に抗議する。が、萌美の女盛りの性欲を信じて疑わない彼の手は、身を寄せて歩いている萌美のタイトスカートの女の部分に触れてくる。

 萌美は一旦、身を離すが、それでもすぐに寄り添ってしまう。するとまた女の部分に彼の手が触れてくる。下にショーツを穿いていれば気持ちが落ち着くのに、脱いでいると心は不安になり、肉体は過敏になって安らぎの場所を求めてしまう。その場所が抱かれた男の傍になるのが女の常である。

「人目があるから…」
「だれも見ていませんよ」

 萌美は輝彦に触れられたまま車の方へと歩いていく。その彼の触りは巧妙で、前から人が来ると手は放れ、行き過ぎると包み込んで撫でてくる。

「柔らかくて温かいな」
「…やめてください」
 萌美は輝彦の愛撫にいたたまれずに立ち止まるる。が、いっそう撫でられて彼の腕にしがみついてしまう。

「それでいい。あんたのカラダは正直だ」
 輝彦がそう言って、萌美の健康な性欲に微笑む。

 タイトスカートの裏地が萌美の敏感な部分を優しく包み込んでくる。その上から輝彦の手が撫でてくる。萌美はスカートを捲り上げられないだけでも感謝して、女の部分を彼の手に預ける。

「お互い楽しい旅行にしましょう」
 輝彦がふたたび歩き出す。それで愛撫の手はおとなしくなるが離れることはなく、歩きのリズムに合わせて触れてくる。

 優しく包み込んできたり、指で敏感な突起を狙ってきたりする。萌美はその彼の手を放すことをしない。時折、「ぁっ」とか「ぃゃ」とか小声を漏らして、愛撫してくる彼の腕に腕を絡ませてついていく。

 …単価表のためにはしかたがないの。

と、自分の淫らに言い訳をして。


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