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物語とエロスが満載のブログです。
秘書 萌美(97)
 六、秘書の戦利品

 レクサスは坂を登って丘の上に出ると、ホテルのゲートを通って駐車場に着いた。車庫は一台分が空いているだけで満車になっている。輝彦はその車庫に車を入れた。

 萌美は車が車庫に入ったとき身体の奥で熱い流れるものを覚えて目を閉じた。ラブホテルというセックスを目的とした部屋に行くという行為が女の準備をさせてしまうからだ。

 その萌美よりも後部座席の倫子の方がホテル慣れしているみたいで、慶太と一緒に車から出てきて、
「このラブホ、豪華だわ!」
と、城郭造りの建物を見上げている。

 誘った本人の萌美は輝彦にドアを開けられて、
「自分から誘ったくせに」
と、腕を掴まれて降ろされる。

 輝彦はその場で萌美を乱暴に抱き寄せる。そして慶太たちの目前でスカートを捲りあげて美尻を揉みしだき、唇を咥えて舌を差し入れる。

 萌美は輝彦の衝動的な抱擁が嬉しかった。だからブラウスから乳房を掴みだされても身体を預けた。駐車場という人の目もある屋外で乳房を揉みしだかれ、お尻を撫でられていく。
 
 そうして萌美は輝彦の気が済むまで身体を預けてからホテルの玄関へと連れ添っていく。ギリシャ彫刻の男女の裸体に迎えられた玄関に着くと自動ドアが開いてラウンジに入る。薄暗い空間の正面に液晶の案内板がある。

「どの部屋がいい」
「…おまかせします」

 萌美は情けないほどに輝彦に身を凭れさせたまま応える。

「あんたにも見せてあげるからな」

 輝彦はそう言い寝室が鏡張りの部屋を選んで料金の窓口へ。このときになって萌美は鏡張りの部屋を輝彦が選んだのがわかった。それが恥ずかしく、いっそう輝彦の腕を胸に抱き締めた。

 輝彦はカウンターの小さな窓口で料金を払ってエレベーターに行く。慶太たちはまだ部屋を選んでいるらしく液晶掲示板の前にいいる。輝彦はその彼らを置いて先に行く。

 エレベーターに乗って最上階のボタンを押す。エレベーターは二階、三階とゆっくりと昇って最上階の七階に着く。

 赤い絨毯反が敷かれた長い廊下が続いている。その廊下の左側には等間隔で小窓があり、その真向かいが各部屋になっている。

 鉄筋コンクリート造りのラブホテルには意外な短所がある。部屋の硬いコンクリート壁で反射した女の歓声がドアを筒抜けて廊下まで響いてくることだ。それがこのラブホでは長い廊下に部屋が連なっているから、まるで野鳥の森に舞い込んだかのように賑やかになる。その声が欲求の高まっている萌美には居た堪れないほどにつらい。

 今時の女はアダルト動画の影響なのか、それとも彼氏に仕込まれているのか、恥ずかしげもなく淫語を融かし込んだ歓声をあげてくる。

 長い廊下の中ほどまで輝彦に寄り添ってきた萌美はとうとう、
「ぃゃぃゃ」
と、泣きべそ顔で輝彦にしがみ付いてくる。

 その女を輝彦は抱き締めてお尻を撫でながら、
「この部屋の女はなんて泣いている」
と、萌美をからかってくる。

 萌美はお尻よりも疼いている女の部分への愛撫が欲しくて腰を捩らせながら、
「きもちいいっ…きもちいいって」
と、輝彦の顔を濡れた瞳で見つめてくる。

「まったく女の性欲には呆れる。そのくせ相手の男が嫌いだとセクハラなんて騒ぎだす。いいきなもんだ」
 輝彦は萌美の欲求のことなんかどうでもいいような口調で言い、彼女を抱き寄せたまま廊下の先へと歩き出す。

 萌美はその輝彦に一語も返さない。それで彼の機嫌を損ねたら、また焦らされたり、いじめられるからだ。ただ身を摺り寄せてノーブラのブラウスの胸を彼の腕に押し付け、ショーツを脱がされた下腹部に彼の腕先を触れさせて寄り添っていく。

 廊下に筒抜けてくる女の声は途切れることなく聴こえてくる。キャンキャンした甲高い悲鳴や淫語を融かした啜り泣きの声が部屋ごとに音色を替えて…。

 部屋から筒抜けてくる女の歓声が替わるたびに輝彦の足が止まっては歩き出す。そんな彼の手に萌美は女の部分を押し付けて、
「お部屋ではやく抱いて…抱いてぇ」
と、哀願する。

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