FC2ブログ
Eros’Entertainment
物語とエロスが満載のブログです。
秘書 珠代(13)
 珠代が部屋に戻っても室長は寝ていた。明け方まで社長に抱かれていたのが堪えたみたいで、脱いでから仕舞い忘れた下着がベッドの下に落ちている。

 その下着をそのままにしておくのも室長に気が利かないと叱責されそうで、珠代はブラとショーツを手に取ると折り畳んで枕元のカウンターに置いた。

 それから気になっていた室長のパンストも手に取った。淡い黒のパンストだけど、クロッチ(股)の部分がボッカリと空いているオープンクロッチだった。このパンストはショーツを上に穿くことにより女の用足しが便利で、若い女性の間で流行り始めている。ただ、それなりのリスクがあるので珠代は穿くことはしない。

 珠代はそのパンストを下着類の上に置くと浴衣に着替えていく。鬼のいない間に洗濯ではないけれど、室長が目を覚まさないうちにお風呂を一人でのんびりと済ませておきたかった。珠代は浴衣に着替えると部屋を後にした。

 女湯は珠代一人だった。広い浴槽で珠代は美脚を思いきっり伸ばしてバタ足までし、独り占めの気持ち良さを満喫する。そうして精神も肉体もリラックスするとすべてに自信が湧いてくる。

 …このオッパイだって。

 珠代は湯から立ち上がると乳房を掬い上げて放してみる。湯で乳首がピンク色に染まった乳房がぶるるんと震えて半球形に突き出す。

 そういえば亡き夫がこんなことを言っていた。
『巨乳よりもお前のCカップの方が男には好かれると思うよ』と。

 相変わらずの口達者な夫だったけど、実際、珠代のいまの乳房のサイズはきつきつのCカップでDにしてもいいくらいだと思っている。

 そうして珠代が体にうぬぼれていると、二人連れの女がお喋りをしながら入ってきたので乳房を手で覆って浴槽から出た。

 脱衣室に行き時計を見ると研修時刻の五時に迫っていた。珠代は急いで下着と浴衣を身につけると部屋へと戻った。

 珠代は室長に叱責されるのを覚悟していたが彼女はテレビを見ていて顔の表情も穏やかだった。珠代は独りでお風呂を済ませたことへの理由を説明しお詫びまでしたが、室長は黙って腰を上げると旅行バッグから綺麗なセロハン紙の包装を持ってきてこう言ってきた。

「このパンストを穿いて研修に臨んでください。普通のパンストは伝染しやすいので秘書は原則禁止にしています。いいですね」と。
 室長はそれだけ珠代に伝えるとテレビを消してから着替えとタオルを持って部屋から姿を消した。

 珠代はしばらく放心していたが、深呼吸をして気を取り戻すとセロハンの包装紙を開封していく。そして品物を取り出して広げてから浴衣を脱いでいく。

 室長が穿いているオープンクロッチのパンストをいつかは穿かせられるときがあるのではないかと危惧はしていたが、こんなに早くなるとは思ってもみなかった。社長秘書とはあらためて嫌らしい職業だと認識させられる。

 それでも、たった一人の募集に何百人もの女たちが応募してくるのは、高給優遇もあるが秘めた牝の欲求が女の体内に息づいているからに他ならない。

 珠代は全裸になった。そしてパンストを持って鏡の前でひらひらさせてから、鏡の女に向かって、
「覚悟を決めなさいね。あなたはもう国家公務員の未亡人なんかではないからね」
と、宣告してから女の部分が嫌らしく空いたパンストを穿いていった。

 珠代は身に着けてから鏡に映すことはしなかった。凄まじいばかりの嫌らしさに打ちのめされるのがわかっていた。だから、穿いてすぐにその上からショーツを穿いて秘書の制服でもあるスカートスーツを着た。二日目の今夜は秘書の制服での接待の研修だった。

 そうして部屋で待つこと一時間、室長が湯上りの顔で部屋に姿を現した。珠代は言いつけ通りにオープンクロッチのパンストを穿いたことを室長に言った。

 すると室長がなんと傍に来てスカートを捲り上げて、
「あら、似合うじゃない。美脚の女は何でも似合うのね」
と、湯上りの艶々した顔に笑みを湛えた。

 これで室長と和解できて珠代の心も楽になる。その後、室長は潔く全裸になってご自慢の女体をさらしてから、
「今夜は制服での研修だったわね」
と、最初にオープンクロッチのパンストを穿いてから下着類を身に付けていく。

「すこしは慣れた?男に抱き寄せられること」
 室長はブラウスのボタンを締めながら珠代に尋ねる。

「はい、少しは。夫としか経験が無いもので…」
 珠代は目線を下げて慇懃に室長に返す。白昼夢のような防潮堤の出来事は忘却済だった。 

 その珠代の真面目な経歴に室長も同情したのか、
「不感症よりかよっぽどいいわよ。感じやい女のほうが取引先に好まれるから」
と、機嫌がお風呂の前とはがらりと変わっている。

 珠代は可笑しみをこらえて、
「頑張りますから、よろしくご指導ください」
と、室長にお辞儀までした。


スポンサーサイト
[PR]

[PR]


コメントの投稿

 管理者にだけ表示を許可する
Copyright © Eros’Entertainment. all rights reserved.