FC2ブログ
Eros’Entertainment
物語とエロスが満載のブログです。
秘書 珠代(39)
 男は海の沖に背を向けて珠代の肢体を見つめている。

 その男の正面に立っている珠代は沖からの潮風をまともに受けることになり、ワンピースの布地が被膜のように体に貼りついている。

 全裸よりも生々しい自分の姿をこの女は知っていながら見せつけている。そう思われても弁解ができないほどに女は肉体をワンピースに映し、絶好の場所で男を挑発している。そういう女に対して社交辞令の挨拶が必要だろうか。

 否である。だからと言って、いきなり女の股にかぶりつくのは、あまりにも品も無い。

 男は女の肢体から目を戻して、
「絵、見ますか」
と、訊いてみた。

「ええ、ぜひ、見せて」
 珠代は顔に笑みを湛えて返事をする。

 男はこれで体に触る理由ができたので珠代の肩に腕を回して抱き寄せる。そして絵が描かれているコンクリートブロックの真正面に立たせた。

 描かれているのは珠代が防潮堤に姿を見せてからここに来るまでの短い時間に描きあげた抽象画だった。

 抽象画にしては絵の題材がシロウトにもわかるほどで、見せられた珠代は顔を赤くして顔を背けた。

「なんの絵かわかります」
 男は顔に意地悪な笑みを浮かべて珠代の背後から腕を回す。

 珠代はその腕を掴んで、
「嫌らしい絵を描くなんてがっかりしました。この腕を放してください」
と、体を捩る。

「誤解しないでください。即席にあなたに対する願望を描いただけですよ。ふだんは硬い海鳥を描いていますから」
 男は顔に薄い笑みを浮かべて返す。
「そうかしら」
 珠代は返すが、男の描く絵が海鳥なのは知っている。

「この絵のようになりませんか」
 男は視線でコンクリートブロックの絵を示して、抱き寄せた珠代を背後から抱き締める。ワンピースの上から乳房をブラごと掴んで己の体に密着させる。

「お断りします!放してください!ぃゃぃゃ!」
 珠代は乳房を掴んでいる男の手に手を被せて体を捩って逃がそうとする。

 本気で抵抗するなら男の指を掴んで捻ればいいのに珠代はそうはしない、手に手を被せるだけで体をくねらせて泣くだけだ。

 そんな見え透いた女の抵抗に男は早くも勃起した肉茎を女の尻に押し付ける。

「絵を描きながらあなたを待っていたんですよ」
 男は乳房を揉んでいた片方の手を女の恥部へと移した。

 その瞬間、女の恥部がピクピクンと跳ね上がるように痙攣した。

 男は女の過敏な反応に嬉しくなって興奮気味に恥部を包み込んで愛撫する。胸の突き出しも乱暴に揉みしだく。

 珠代は肉体が過敏に反応するのを嘆く。
「ああぃゃぃゃ…はなしてぇぇ」
 珠代は男の腕の中で体をくねらせて逃がそうとするが、女の部分をみるみる濡らしていく。

 男は珠代の恥部を愛撫しながら背後から押して絵の描かれているコンクリートブロックに両腕を突かせる。

「この絵のようになりましょう」
 男は女にお尻を突き出すように促すが珠代は、
「結構ですから!いゃぃゃ」
と、身をくねらせ、
「変なことをしたら訴えます!」
 女の最後の貞淑を訴える。

 男は女の濡らしている体とは正反対の口答えに笑う。声こそ出さないが、もはや女の滑稽なほどの矛盾に呆れ果てるばかりだ。濡れが下着を通してワンピースの生地まで染みているのに訴えるとは女の心と肉体は別の生き物とはよくぞ言ったものだ。

 男は無言で笑ってから、
「神に誓って変なことはしません! 気持ちのいいことをするんです!」
と返してから、女のワンピースを捲り上げてお尻を叩いた。

 そんなに強く叩いたわけでもないのに珠代は悲鳴を上げた。



スポンサーサイト
[PR]


コメントの投稿

 管理者にだけ表示を許可する

| URL | 2019/05/11(土) 07:30 [編集]
なんか迷走してない?
ご心配ありがとう。
作者 | URL | 2019/05/11(土) 08:12 [編集]
ご心配、ありがとうございます。

珠代が最後の秘書なので可能な限り完結まで遅らせようとの思いが強く、道草をしているのだと思います。でも本筋は絶えず念頭にありますからどうかご心配なく、ご愛読ください。
Copyright © Eros’Entertainment. all rights reserved.