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物語とエロスが満載のブログです。
秘書 珠代(59)
 珠代は水着の上にガウンを羽織ると部屋を出た。

 螺旋階段を静かに下りてシャンデリアが輝くラウンジを通る。そして玄関から真夏の日射し眩しい芝庭に出ると身が竦むような恥ずかしさは消えていた。

 もちろん女の健全な恥ずかしさはあるが、それよりも身に着けた極小のビキニが体から浮きあがって見えないだろか。またGカップになった乳房が一朗の目にどの様に見えるのだろうか。それが珠代の杞憂になっていた。

 玄関を出た所で立ち止まっていた珠代はプールサイドのパラソルの中で日射しを避けている一朗の方へと美脚を繰り出していった。

 一朗が珠代に気づいたのはプールサイドに現れてすぐだった。ガウンを着た清楚な女が眩しそうにこちらを見ていた。一朗は身をデッキから起こして、あの女が息子の俊彦が賛美する小野田ハウスの秘書かと珠代を品定めの視線で見つめた。

 一朗も佐伯に勝るとも劣らずの女好きだ。およそ建設会社の男に女好きが多いのは、商売道具の鉄とコンクリートを扱う荒々しい仕事の反作用として女の柔らかい体に憧れる。

 その女が一郎の所まで来た。
 
「小野田ハウスの社長秘書の山本珠代です。このたびの蛍の郷のご指名、ありがとうございました」
 最初に口を切ったのは珠代だった。一朗に向かってご挨拶をしてから深くお辞儀をした。

 その珠代の手を一朗は握って、
「これはようこそ。こんな遠くまでご足労いただいて。どうぞ、こちらでくつろいでください」
と、隣のデッキを示した。

 珠代は一朗の満面に笑みを浮かべた人の良さそうな人柄にほっとして、デッキに腰を下ろした。そしてガウンから露出している美脚を揃えて横に流した。

「三期の工事は金額が大きいから工事屋さんが煩くてねぇ。こうして別荘まで逃げてきたよ」
 一朗はそう言って笑ってから、ふたたび珠代の手を取った。

 珠代はその手を一朗に差し出すようにする。

 一朗は愛しむように珠代の手を撫でながら、
「小野田ハウスさんには頑張ってもらわないとな。デッキをもっとこっちへ」
と、愛想の良い笑顔に円らな瞳で珠代をじっと見つめて、さらに手を引く。

「お言葉に甘えさせていただきます」
 珠代は片手を一朗に預けたままデッキチェアーを一朗の方へと寄せる。

 大きなパラソルの下に一朗と珠代のデッキチェアーが接するように並ぶ。

 一朗は眩しそうに珠代を見つめてから、日焼け止めクリームを手にし、
「せっかくの綺麗な肌が日に焼けてしまう。塗ってあげよう」
と、液体を手に垂らしてから擦り合わせている。
 
「は、はい」
 珠代は戸惑ってから遠慮気味に返事をした。

 絶対に断ることができない淫らな罠。極小ビキニの女体の隅々まで蹂躙することができる完璧なシステム。

 一朗は息子の入れ知恵に感謝し、珠代は泣く泣くデッキに体を伸ばす。その珠代に一朗の追い打ちの冷たい一言。
「ガウンも脱いで」

「それは…」
 珠代は困惑した。

 極小のマイクロビキニはトップが省かれている。元々はヌーディストの女たちか秘口を隠すために身に着けるもの。

「腕で隠せばいいでしょう…」
 一郎は珠代を冷たく突き放す。

 珠代に着せた極小のビキニも息子の入れ知恵で、ネット通販で購入したものだ。

 珠代は一朗に背を向けてガウンの帯を解くと、左腕で乳房を隠し、右腕でビキニを隠して、デッキチェアーに体を仰向けに寝かせた。

 メラニン色素が極めて少ない肌白の女体が夏の日射しに眩いばかりに輝いている。その女の肢体を一郎は食い入るように見つめる。

 極小のビキニを隠している女の手を払い退けてやりたいが、さすがにそこまではできない。女好きといえども一応、社会的地位のある大会社の社長だった。

「こんなに白いと、日に焼けたら真っ赤になるでしょう」

「はい。海には行かないようにしています」
 珠代は一朗に失礼のないように受け答えは慎重にしたつもり。

「伊豆の別荘に招いたのはまずかったかな」

「そんなことはありません。気になさらないでください」
 珠代は自分の言葉足らずの受け応えに、顔をデッキから上げて謝る。

 そうして世間話を交わしてから一朗の手が珠代の美脚に置かれる。スラリとした脚を足首から太腿の付け根へと撫で上げていく。



 次の更新は9/27(金)です。


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