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物語とエロスが満載のブログです。
秘書 珠代(67)
 珠代はプールから部屋に戻るとベッドに倒れ込んだ。快い睡魔に目を閉じると湖の底から伸びてきた手に足を掴まれて沈んでいく。
 …はなして。
 …放さないといったろう。

 湖で一朗に抱きしめられたままどのくらいの時間が経ったのだろう。物音で眼が覚めると賄の女がクローゼットの前に立っていた。

「バスローブと衣装をハンガーにかけておきましたから」
 女が無表情な顔で告げてくる。
「…はい」
 珠代は怪訝な顔で返事をする。衣装とはいったい何だろう。

「旦那様の親戚の方がお見えになっていますから、お洒落をしないとね」
 女はクローゼットの扉を開けて中を見せてから珠代に向き直り、
「お風呂に入って着替えたら晩餐会に行ってください。いいですね」
と、念を押して部屋から出て行った。

 珠代はベッドから起きあがるとハンガーに掛けられている衣装を手に取った。胸が大きく開いたタイトのワンピースで裾の丈が危険水域すれすれだった。

 衣装と訊いてデザインの嫌らしさは想定内だけど、一朗の親戚の男たちの前に出るのには抵抗がある。けれども、ここまで来たら開き直るしかないのかもしれない。

 ともかくも珠代は衣装をハンガーに掛け直すとバスローブを手にして部屋を出た。螺旋階段を下り一階のお風呂へと向かう。

 お風呂へと通じる廊下の窓から駐車場に停まっている高級車が何台も見える。

 お風呂は男女別で露天風呂まである。その露天風呂の写真が脱衣室に飾られている。温泉の成分表には炭酸泉と記されている。

 珠代は成分表を見ながら衣服を脱ぐと浴室のドアを開けた。会社の保養所を買い取って別荘にしたらしく浴室は広く、外には露天風呂が湯気をあげている。

 公務員住宅の窮屈な風呂に珠代は辟易していて広い浴槽に裸体を沈めると美脚を伸ばした。その美脚はいつのまにかバタ足になり飛沫を上げていく。

 回数を数える。一、十、二十…と。
 珠代は百も数えないうちに上がり露天風呂へと移る。

 大岩で囲まれた湯に珠代は伸び伸びと肢体を伸ばした。頭を湯の縁に置いて仰向けた女体を浮力に任せて伸ばし目を閉じている。
 
 何も考えていない空っぽの頭に秘書になってからこれまでの事が断片的な映像になって浮かんでは消えていく。小野田の顔だったり、接待した男の顔だったり、会話の一部だったりする。

 淫らなことが浮かんでこないのに珠代はほっとするが、それも束の間でやがて頭の中の映像は人の顔から体の嫌らしい部分に入れ替わっていく。

 …だめよ、いまはふつうの女だから。

 珠代の自戒にもかかわらず頭の中は抱かれた男たちの肉のパーツが浮かんでは消え、浮かんでは消えていく。それだけではなく声も言葉も明瞭に聴こえてくる。
 
 ひときわ、この言葉が甦ってくる。
「綺麗なオマンコ」が…。

 …やめてぇ。

 珠代は脳内で小さな悲鳴をあげる。が、男の目を保養させる形の良い綺麗な女性器は男も女も幸福にするのよ、と開き直る。

 珠代は薄く目を開けるとそっと脚と脚の間に忍ばせた。暖かい湯の中で女性器もリラックスしているのか、大小の陰唇が手指に優しく絡みついてくる。

 …男に褒められて嬉しいでしょう。

 珠代は粘膜の花を指でそよがせてから挿入してみる。肉の窄みが微かに蠢いている。

 …まるで独立した生き物だわ。

 珠代はさらに奥へと挿していく。

 膣口の窄みが指を強く締めてきて、指先に触れる膣の襞が緩やかに波を打って奥へと誘ってくる。

 …いやらしい!

 珠代は指を抜いて浮力に任せていた肢体を湯に沈めた。



 次の更新は12/6(金)です。


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