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物語とエロスが満載のブログです。
秘書 珠代(70)
 社長も男の意地だった。珠代の顔を抱えて唇を押し付け、分厚い舌を歯に押し付ける。

 この社長には苦い経験がある。
 響子が接待した時のことだ。好みの女だったので軽いキスでは物足りないとばかり歯に舌を押し付けて口の中に差し入れようとした。そのとき響子の抗いの手に胸を突き放されたのだ。だから今度はそうはさせないと珠代の顔を抱えた腕にも力が入っている。

 そんな社長の執念のキスだから、珠代の鼻から切ない声が漏れてきて閉じていた歯にも隙間ができる。

「はぅぅぅ…ぅぅ」
 珠代は顔を抱えられながらも口を逃がそうとし、お尻から前へと移った社長の手から女の部分を逃がそうと腰を右左、後へとくねらせている。

 その腰のくねりで珠代のワンピースの裾がずりあがり刺激的なショーツがちらちらと垣間見えている。

「…あんな小さいパンティーを穿いている」
 二人の抱擁を眺めている社長のひとりが呟いた。

 彼らの年齢では小さいショーツのことをパンティーと呼んでいた。小野田ハウスの秘書は服務規程でタイトスカートの丈とショーツの色とデザインまでが指定されている。

 今の珠代が穿いているパンティ-は布地の薄いマチ無しだから恥部の造りまでが視線で辿れる。だから社長たちの昂奮を抑えることができない。

「マンコをあんなに見せつけて!」
 社長たちは生唾を飲みながらそんなことを呟き、珠代の腰を食い入るように見つめている。

 この珠代という秘書は優しい顔もそうだが、体形が男に好まれる造りになっている。骨細の体形に不釣り合いな胸の突き出し、そして腰の位置が高い美脚に女の部分までもが、まるで男を意識しているような…。

 その珠代の肢体が不意に柔らかくなって社長に凭れた。キスによる肢体の萎えというよりも珠代が歯を食いしばっての抗いに疲れたのだ。

 社長はその珠代の歯の緩みにすかさず舌を挿しいれて抱き締めた。そして抱き締めた手の先でお尻をはげしく揉んだ。

 それでも、まだ珠代には女の砦を守る気力は残されていて、社長の手が女の部分に触れてきたときには男の胸を突き放すつもりでいた。

 幸いにも社長は珠代の女の部分には触れずに、響子では叶えられなかった舌を口腔に挿し入れての抱擁で満足して、彼女の腰から腕を放した。

 珠代は男の腕が腰から放れたところで、ほっとしてテーブルに両手をついて息を整えた。
 テーブルのお冷で口を濯ぎたい気分だったが、相手に失礼なので、
「…喉が渇いたわ」
と、お冷をコップに注いで口に含んでから飲んだ。

 そうして気持ちが落ち着いてから、
 …次の社長さんは、
と、隣のテーブルに目をやると、一朗よりも一回りほど若そうな中年男が薄く笑って見つめてくる。

 珠代も顔に微笑を湛えて見つめ返す。嫌らしい接待だからといっても仕事に変わりはなく、微笑は絶やさないようにする。

 珠代は待たせるのも失礼だと思い、次のテーブルを移ると、
「よろしく」
と、ビールを手にして身を寄せ、社長さんのコップに傾ける。

 女の身を寄せてお酒を注ぐという行為が男の抱き寄せを促すことにもなる。案の定、社長の腕が珠代の腰に巻き付いてくる。

 …はやくすませて。
 珠代は社長のコップにビールを注ぎながらそう思わずにはいられない。

 小野田ハウスの秘書はキスと体のお触りは仕事の範囲として捉えているが、珠代の感じやすい女体は仕事として割り切ることができないのは彼女自身、承知している。なのに早く済ませてよなんて強がってしまう。

「胸はいくつあるの」
 中年の社長はコップのビールを喉に流しながら珠代のワンピースの胸をじっと見つめてくる。

「…83のGです」
「巨乳の範囲ですね」

「…そうかしら」
「貴女のようなスラリとした体形では大巨乳ですよ」
 社長はそう言って珠代の腰の腕を引き寄せて、胸の突き出しを遠慮しないで見つめてくる。

 二人ともテーブルの椅子に腰かけているので気持ちにも余裕があるのか、社長は鮑や伊勢海老の宴会の料理を受け皿に移して、食べなさいとばかり優しさを押し付けてくる。
 
「…すみません」
 珠代は一言、お礼を言う。
 
 接待ではこのような偽りの優しを押し付けてくる男がいる。そして、その優しさに甘んじていると、倍返しの嫌らしいことを強要してくる。

 その例にもれず、この中年の社長は、珠代が料理に箸を伸ばして、一口ほど食べて箸を置くと、
「オッパイを触らせてくれないか」
と、珠代が返事をしないうちに腰に回している腕の先で乳房をワンピ―スごと掬いあげてきた。


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